ちょっと趣味プログラミングで、簡単なテキストスクリプトを読み込んでその通りになんらかの動作をするようなプログラムを書いています。仕様が5行くらいで書けそうな言語の、とてもとても小さなインタプリタ、みたいなものかしら。
...grep で逃げているのに、こんなに構文解析って大変だったのかぁと思う今日この頃（汗）。“()”がどこに付くかとか、どこからどこまでが一文かが分からないのってかなり... LISP系なら実装しやすいのかもしれません。でもあちらは人間（＝わたし）がテキストを書きたくない^^; から瞬間ボツ。
“if (a>=1) { a+=1; }”みたいなものの意味をプログラムに理解させるだけでも、それなりに大変な気がします。なんだか大変そうなため、どんどん手抜き方向に走っています（弱。
追記 (11.08 22:30)
この程度までは読み込めるようにしてみました。言い換えるとこの程度以上は読み込めません。
1: #================================================#
2: # スクリプトのサンプル #
3: # 2003.11.08 ほっしー (hossy@hossy.info) #
4: #================================================#
5:
6: #|| まずは代入文（変数）から
7: #￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
8: v[1] = 2 # v[1] に2を代入。v[0] は使えない
9: v[3] += v[v[4]] # v[v[4]] は、v[4]の番号の変数 （ポインタ）
10: v[5..6] *= r[7..8] # v[5]～v[6] を、7～8の乱数に
11: v[v[7]] %= vv[8] # 略記法、自己代入式は [+-*/%]= の5種のみ
12:
13: #|| 次に代入文（スイッチ）
14: #￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
15: s[2].true # .true, .up, .on でスイッチ ON
16: s[3] = false # .false, .down, .off で OFF。= でも OOP ぽく . でも
17: s[5..7].swap # ON/OFF切り替え。swap, toggle, change, not が有効
18:
19: #|| お次に IF 文
20: #￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
21: if (v[1] == 2) # ==(一致), >, <, >=, <=, !=(不一致) が使えます
22: if (v[3] != 4) # 入れ子もおっけー
23: puts ("ふぇん")
24: end # else 未対応(--;
25: end
26: if (s[1].true?) # OOP 的。 v[1].equal?(v[2]) を実装していないのは手抜き(--;
27: if (s[2] == false) # C的。スイッチでは比較は == しか使えません(--;
28: puts ("みょん")
29: break # 処理の中断
30: end
31: end
32:
33: #|| テキストの出力
34: #￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
35: puts << EOS # ヒアドキュメント形式もOK
36: [ほっしー] はじめまして。
37: このテキストは、スクリプトのサンプルです
38: 最初 << EOF と書いた場合、EOF な行が最後です。
39: Perl/Ruby なヒアドキュメントの真似ですね
40: EOS
こういう時は Ruby です。久しぶりにいじっても違和感のない数少ない言語^^; テキスト処理を C 言語なんて嫌ですし、.NET も大袈裟すぎるのと、秀丸同様に正規表現の微妙な違いがひっかかりまして^^; Ruby にそれなりに使い慣れてきたため、スクリプトの書き方もなんだかRuby風です、たぶん。
このメインルーチン、300行程度。ぎりぎり1日で組めるソース量かな^^; 1分1行と考えるとかなり遅い感じもしながら、まぁ^^; ほか周辺をあわせると 400行程度で動いています。お手製ライブラリが増えると、作る速度もやっぱり増えていく感じです。
まじめに構文解析をしていなくて、ちょっと変なコードでも通ってしまいます。‘s[1]]==off?’は勝手に‘s[1].false?’と解釈されます。広く公開する予定もないですし、なんとなくそれなりに動けばいいのです（ダメ）。
何に使うかはご想像にお任せします。どうせ使う人はそうそういないからと広く公開はしないながらも、欲しい方がいましたらお渡しします、ご連絡下さい^^;
うまい構文解析方法
yacc 互換でRuby1.8 標準ライブラリとなった、[LoveRubyNet] で配布されている racc などを使えばもしかすると楽だったのかもしれません。けど、上の文法を BNF に落とし込むのも大変だろうな、とか思って使いませんでした。
1: if (line =~ /^if\s*\(?\s*v(.+?)\s*([!<>=]=?)\s*([^\)]+?)\s*\)?$/)
2: code, @errstr = if_var($1, $2, $3)
3: ret = cmdstring("if", nest, code)
4: nest += 1
5: end
...こんな頭が痛くなるようなソースを列挙する位なら、やっぱりライブラリにお任せした方がよかったかもしれません（汗。
そして、エラーをこのように返させるのはだめだめだと思うわけで（汗。例外処理覚えよう...
