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_ [買い物] Corel Paint Shop Pro X7 とスクリプトの話
年末ということで今年手に入れた印象深いものを一つずつ書いてみるテスト。
[Corel] の画像処理ソフト、 PaintShop Pro X7。3年ぶりに更新しました。
普通はこの種のソフトを更新するときは、新しいカメラのrawデータに対応とか、強力な機能が増えたとかそのあたりだと思います。けれどうちでは滅多に写真を撮らなくて、せいぜい前の旅行日記程度です。新機能は全然気にしていません。
うちがPaintShop Proに求めているものは完全に日記向けで、「同じ場所を切り取って同じように出力できる」こと、以上。だから、
- グリッドの大きさを自由に変えられて、そこにスナップできること
- 選択中に画像の大きさを確認できること
- キャンバスサイズ変更、拡大縮小できること
- png(256色, 透過付きフルカラー), jpeg出力できること
- 同じ操作を繰り返せること
- ウィンドウ単位でキャプチャーできること (PCゲームの感想を書くとき)
あたりで満足です。正直、「同じ操作を繰り返せること」以外はどれでもできるのではくらいの。今回 X4 から乗り換えた理由は、新OS対応と64bitくらいでした。
PaintShopPro のスクリプト
PaintShopPro は、MS-Officeの「マクロの記録」のように、「スクリプトの記録」ができます。記録後に再生ボタンを押すと、同じ操作を何度でも繰り返せます。そしてスクリプト言語の知識があれば、自分で書き換えることもできます。Python です。
PaintShopPro X7 はダウンロード特典でスクリプトについての英語のpdfを手に入れられます。これを読んでサンプルスクリプトを確認すると、ダイアログを出すなどの記録ボタンではできないことも行えます。便利。
ところでこの PaintShop Pro の数値入力、ドロップダウンからマウスで値を指定できて便利です。他のアプリでも使いたいです。
ターゲット?
PaintShopPro は、元がシェアウェアでコンピューターに詳しい方向けでしたが、Corel に買収されて X がバージョン番号に入るようになってからは初心者向きな方向に舵を取って、対 Photoshop Elements な位置づけになっていると思います。でも気になったことが2つ。どちらも [Corel PaintShop Pro X7 (Amazon)] のレビューにありました。
一つ目、紙の簡単なマニュアルがついていません。まあ機能が増えると、それを全て載せたマニュアルもすごく膨れてしまってどうせ読むのが辛いだから、オンラインヘルプやPDFで必要なところだけ探すというのはありだと思います。でも、もう少しクイックスタート程度はあってもと。Photoshop に比べると書籍が充実しているわけでもなく、取っかかりの所で躓いてしまいそうなと。X4には確かフルカラーの小冊子が付いていて、ぱらぱら眺められたと思います。
二つ目。Black Friday のキャンペーン期間中には、通常の方法でアプリケーションを閉じようとすると左の画像がずっと残り、タスクマネージャーから強制終了するしかなくなったこと。さすがにどこかで修正されるかと思っていたら、既知の現象として11月いっぱいこのままでした。感謝祭のようなイベントを国際化・地域化アプリケーションでどう行うかというのは難しそうでしょうけれど、それでもパッチリリースとか別の広告を出すとか何か取る方法はあったんじゃないかなといろいろと頭を抱えるところでした(汗。
最後に
そろそろこれを使って年賀状を書かないと(-・; たまには年内に(-・;;
おまけ1: パズドラの画像切り出しスクリプト
iPhoneから吸い出した画像に対して、途中の変数 "type=0" を書き換えて再生ボタンを押しています。
おまけ2: 矩形選択スクリプト
選択範囲が分かれているときに、全体を含む1つの大きな矩形にします。切り取るときに、こことここは残したい、というときに。
おまけ3: 4:3のウィンドウ内選択スクリプト
PCゲームを固定サイズの4:3のウィンドウモードで実行していて、ウィンドウごと画像を撮ったあと、中の画面だけ取り出したいときに。最近は使うことがなくなりました。
こういう繰り返し操作が行えます。画像処理アプリというよりも、使いやすい画像処理APIを買っている気分かも。
選択以外もスクリプトでいろいろできます。うちが使っていないだけで(汗。念のため。