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ゲームの感想日記、たまにIT・プログラミングの話


04/24

_ [ひとりごと] アクティブ・ブレイン・セミナーというのを受けてみた

[アクティブ・ブレイン協会] の記憶術を鍛えるセミナー、アクティブ・ブレイン・セミナーというのを、1ヶ月ほど前、3/18〜20に受けてきました。どのような内容かは、公式サイトの30個の単語を覚えるライブパフォーマンス動画や、無料講演会で確認できます。(サイトは少し胡散臭い印象です:汗)

元々の目的は、万年鳥頭が治れば良いなという所でした。しかし感想としては、記憶術の基本が身についたというのは確かなのですけれども、別の印象の方が強かったです。

記憶術の本

本屋さんに向かうと、記憶術に関する本がたくさん置かれています。何冊か眺めた所、だいたい「頭の中でイメージ化すれば覚えられる」と言っています。紙なしに物事を覚え伝えていたギリシャの哲人だったり忍者だったりと、記憶術は昔から研究が進められていたそうです。

……しかしなんというか、本を見るだけでは特別な人の能力に思えてしまうもので(汗)。一つ一つ段階を追って進めてみると、1冊1000円くらいで身につくのかもしれません。でも、かなり大変です。私の場合、イメージ化って何でしょう、という入口の時点で力尽きてしまいました。いわゆる一つの挫折産業。

記憶術のセミナー

この日のセミナーに参加したのは、確か中学生から70歳くらいまでの計42名。うち9割以上の方が達成率100%で、残りの方も部分的に身につけることができていました。私も苦戦しましたけれどもなんとか。

という事は、別に素質が必要なスキルというわけではないですと。ただ、やり方が分かっていない&習得までの道筋の途中で迷路に迷い込んでいるだけなのかと思いました。

セミナー形式が良いなと思ったのは以下3点です。

  • 他の参加者と一緒に、成功体験を共有しモチベーションを保ちながら進められる
  • 基礎から段階を追って、速すぎず遅すぎず適切なペースで進められる
  • 講義時間中に身につくはずだという、明確なゴールを意識して進められる

3日間で身につけられたのは、本1冊分にも満たない内容。私の場合は覚える速度があまり出せず、今後のトレーニングが必要だなと思いました。そうは言っても、できる/できないの2つに分けるなら、完全に前者なわけでして。

費用対効果

全て受けると3日間で5万円ちょっと。このあたり相場観が分からないのですけれども、記憶術が高確率で身につくというだけでも価格分の価値があるのかなと思いました。そして、このアクティブ・ブレイン・セミナーでは講義が速すぎると思う方へのフォロー体制がしっかり整っていました。 42名のクラスに対して1名のメイン講師、6名前後のサブ講師、他スタッフの方々と。たぶん高すぎるという事はないのかなと。

いつか身につけるなら早めをお勧めします。私の場合、もし中高生くらいの頃に知っていれば、暗記科目全捨てなんてしなくても良かったな、とか(/-;

記憶術を学べる所は他の方の本やセミナーもあります。比較できなくてなんともですけれども、より良い方法もあるかもしれません。興味があればいろいろ調べてみるのをお勧めします。

記憶術以外のこと

ここまでが、元々の記憶術に関する話。ここからは記憶術以外に感じたメッセージを3つ。

1つ目。頭の中で物事を思い描くとその通りに進む確率が上がること。妄想具現化。このセミナーの講師の専門が人間学で、陽転思考という考え方についての本を出しています。達成目標を明確にイメージしたり、どうせなら後ろ向きでなく前向きに考えてみたり。うちのように全力で後ろ向きな性格で汗汗言っている人には…… ああ、耳が痛い(汗)。

2つ目。考えても仕方が無いことでなく、できる所に力を使うこと。セミナーを受けたのが3・11の翌週で、被害状況が分かり始めている所。ニュースではずっと東日本の事ばかり。そういう中でも記憶術セミナーを開催するという事自体が一つのメッセージ。確かに私が原子力発電所の仕組みを知っても何かを解決できるわけではなく。フクシマ50や他の活躍している方々に感謝しながら、寄付などできる範囲で、という事なのかなと。

3つ目。ゴールまでの途中の道筋を大事にすること。記憶術では、基本の部分 = イメージすることができないと、その後の応用編を聞いてもさっぱり真似ができず、何か特別なスキルが必要なように勘違いしてしまいます。駆け足で進みたくなっても、まずは基本をしっかりと固めてから。そうすれば高い成功率になるのかなと。そして、うっかり悪い癖が身につきかけたり迷子になっていないか確認できるような人が外部に居るとより安心です、と。

最後に

受けてから1ヶ月経っているもので、こんな風に使っていますという実例を。

最近日記で取り上げているAOURネタは、このセミナーから戻る新幹線の中で、何か他のことを目標設定にして実戦できないかと思った所から始まりました。だから準備期間が2週間もなくて、結局間に合わずでした(汗)。ま、でも、確かに道筋がしっかりしていれば身につけられるものだなぁと。道筋を考えてみるのも面白いです。

jubeatの基礎固めもこれに。BASIC譜面を埋めるのはクリアだけなら簡単だからと今まであまり挑戦しようとしていませんでしたが、基本が大事としっかりと。目押しタイミングを掴んでSSSが量産できるようになると、指の動きが自然になったり暴発が減ったりで、難譜面にも挑みやすくなってきました。

……記憶術が元々の目的だったはずなのに、この2つはあんまり記憶に関係ない(汗)。別の事例ができればまた紹介をと。ともかく、受けて良かったと思うイベントでした。