東方 メモ帳 - 妖々夢 side

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ゲーム紹介

全6+α面の縦スクロール型シューティングゲーム。3人でそれぞれ2タイプずつの武器が選べ、合計6タイプのキャラクターを使い進んでいく。

東方紅魔郷での「弾幕シューティングの一形態」という流れを受け、更にいろいろと強化されている。メインはやはり shooting -撃つ事- でなく、センスの溢れる弾幕をいかにして避けるかという事。ボスや雑魚敵がある規則性に従って放つ弾幕は、それ自体が芸術と言っても過言ではないだろう。打ち上げ花火のように、動きを持ちつつも個々の静止画が美しい。自らがプレイせずとも、他の人のリプレイを見ているだけでも楽しめるだろう。

キャラクターの個性の出し方が素晴らしい。シューティングにおける敵の攻撃は、これまで主に「○面ボスの△番目の攻撃」というように記号として読んでいた。しかし、ボスに名前を付け、会話を付け、攻撃にも「スペルカード」という名前を付けることで、一つ一つの攻撃自体が印象に残るものとなっている。「白亜の露西亜人形」と言うと、約35分ある妖々夢のうち、誰によるどのような攻撃かが一瞬にして頭に浮かぶようになっている。そして攻撃の集大成であり、BGMや面構成などからもイメージを付加されたものが、ボスキャラの個性。STG としてはおまけにされかねない敵キャラの性格が、まるで ADV のように活き活きと感じられる。ちなみに会話は一見なにかしらずれている。

そして、様々な要素が綺麗に調和していることが大きなポイント。曲が展開するタイミングが面構成と見事に一致しており、中ボス登場時に丁度盛り上がり点が来るようになっている。BGM と面構成にずれがでないよう、中ボス撃破タイミングによって雑魚の出現数が変わったり、ポーズ時には BGM が止まるまでのこだわりよう。特に4面ボス前とその後の曲の展開には、ぐぅの音も出ないような影響を受けた人が多いことだろう。

難易度はSTGとしては(normalまでは)低め。STG に嗜んでいない人からは、特に初めてのプレイでは easy であっても相当に難易度が高く感じられることだろう。しかし、多くの攻撃はあるパターンに気付くことにより一気に難易度が下がるようになっている。敵に振り回されている感じから、こちらが逆に敵を振り回すように意識が変わったとき、normal をもクリアできるようになっているだろう。徐々にスキルアップしていく感が得られる。

普通にボムにまかせてクリアするだけなら、多分はおかしな人でなくてもクリアできる。ノーコンティニュークリアすると Extra ステージが出現、これを出せるかどうかが一つの勲章のようなものになるだろう。こちらは初見では絶望的なまでに難しくボスにあうことすら難しいが、本筋以上にパターン化により難易度が激変するという、パズル性の高いステージに仕上がっている。なんとかクリアに挑戦してみたい所だ。

シューティングの上級者は、ボスの攻撃をノーミスノーボムで倒すと回収できる全141枚のスペルカードの回収、Hard や Lunatic への挑戦、Extra ステージの攻略(normal 以上をノーコンティニュークリアすると出現)、インターネット上で行われているスコアアタックなど、様々な楽しみ方ができる。特にスコアでは、各モード共に10億点が一つの目安となっている。やりこむ上では上位プレイヤーのリプレイが参考になるだろう。最上級者のリプレイを、お茶をすすりながら見るのも楽しいかもしれない。

3面まで遊べる体験版が作者のサイトで公開されている。東方シリーズは、一部アーケードゲームでも参考にされていると言われており、同人ゲームに限らずSTG全体としての金字塔と言えるかもしれない。STG にこれまで興味の無かった方から、アーケード STG で全国レベルの腕を持つ方まで、広くお勧めしたいゲームだ。


(画像はきっと後ほど... )


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ほっしー
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