弾数などのデータと使い勝手考察。使う人によって印象が全然異なると思うため、あくまで参考程度のテキストという事でお願いします。
名前 | 霊夢 | 魔理沙 | 咲夜 |
---|---|---|---|
初期ボム数 | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆☆ |
低速移動速度 | ☆ | ☆☆ | ☆☆☆ |
高速移動速度 | ☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
特徴1 | あたり判定小 | アイテム回収位置低 | カスリ判定広 |
特徴2 | 食らいボム有効時間大 | アイテム取得範囲広 | ミス時等の桜点減少量小 |
M, S は1回のショットボタンにおけるメインウェポン、サブウェポンの出弾数、角度は中心軸から左右何度ずつの範囲まで弾が広がるかを示す。☆数は主観的評価。
名前 | 霊夢-霊符 (追尾) | 魔理沙-魔符 (威力重視) | 咲夜-幻符 (広範囲) |
---|---|---|---|
画像 | |||
通常弾-高速 | M24 S16 / 7.25° | M26 S14 / 4° | M24 S36 / 40° |
通常弾-低速 | M18 S24 / 7.25° | M26 S06 / 4° | M18 S32 / 5°(+ 22.5°) |
とっつき易さ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆☆ |
道中快適度 | ☆☆☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ |
ボス戦快適度 | ☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
ボム使い勝手 | ☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
桜点調整 | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆ |
名前 | 霊夢-夢符 (速射) | 魔理沙-恋符 (貫通) | 咲夜-時符 (特殊) |
---|---|---|---|
画像 | |||
通常弾-高速 | M30 | M30 S2 / 10° | M24 S36 / 20°(+ 11.25°×3) |
通常弾-低速 | M18 S16 / 8° | M18 S1 / 5° | M18 S32 / 10°(+ 11.25°×3) |
とっつき易さ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆ |
道中快適度 | ☆☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆☆ |
ボス戦快適度 | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆☆ |
ボム使い勝手 | ☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆ |
桜点調整 | ☆☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
特筆すべきは「最もやられにくい」機体である事。当たり判定が魔理沙・咲夜に比べてひとまわり小さいこと、また弾に当たってから一定時間内にボムボタンを押すと回避できる「喰らいボム」が、霊夢のみ猶予時間が長いことだ。場合によっては音を聞いてからボムボタンを押しても間に合うことすらある。
そして「遅い」こと。精度の高い弾避けを強いられる妖々夢では、微妙な位置調整がしやすい霊夢は更にミス率の低下に繋がるだろう。雑魚戦での移動速度の遅さは回避能力的に多少問題があるものの、双方とも攻撃範囲が広く敵の攻撃前に撃破も可能なため、さしたる問題にはならないだろう。
\ | パラメータ | 画像 |
---|---|---|
通常弾-高速 | M24 S16 / 7.25° | |
通常弾-低速 | M18 S24 / 7.25° | |
とっつき易さ | ☆☆☆☆☆ | |
道中快適度 | ☆☆☆☆☆ | |
ボス戦快適度 | ☆ | |
ボム使い勝手 | ☆ | |
桜点調整 | ☆☆☆ |
サブウェポンがホーミングで、道中での安定度は群を抜いて最高クラス。というのは妖々夢ではあまり硬い雑魚敵が存在しなく、ホーミング弾だけでもほとんどの雑魚を一掃できる。アイテム回収のために上部に上がったときも、ホーミングで斜め下から出てくる敵を一掃でき、回収後下部に戻るのがとても楽。アイテム回収ラインの上でホーミングを打ち続けて全撃破&フルスコア回収という、他の符では決して真似の出来ない芸当も霊符ならでは。
ホーミングが徒になる事があるとすれば、1面序盤で遠くにいる雑魚を倒しすぎてアイテムを回収できないこと、4面で倒すと弾をはき出す雑魚がいること。しかしそれは撃つタイミングを調整すれば良いだけの話。
ボス戦においても、低速ホーミング弾(通称座布団)の破壊力が意外に高く、長時間弾を避け続ければ勝手に倒すことが可能。避けやすい場所に留まり、敢えてボス真下のような弾幕密度の高い危険地帯に立たなくても済むことは大きなメリットと言えるだろう。
ホーミングが為、自機移動のパターン化の必要がほとんどなく、とても安定する機体である事は間違いないだろう。初心者から幅広く使える。
ホーミングは遠い敵にでも当たるとはいえ、近くで命中させると威力が段違いになる。そうしてホーミングで遠くの敵を倒さないようにパターン化を始めると、結局は他の機体とよく似た動作になるかもしれない。
全機体中ほぼ最弱と言える攻撃力が最大のデメリット。3面ボス前の雑魚乱舞などで他の機体と違い敵を一掃できず、その火力の低さを感じ取れるだろう。特に高速移動時の火力はゲーム中最低クラスとなる。低速移動時は火力はそこそこになるものの移動速度が低すぎ、大きく弾を避ける雑魚戦ではあまり使えない。
そしてボス戦、ボスの真下の画面端に張り付いて打ち込む場合、低速ショットでもメインショットのうち 1/3 しか当たらず、他のショットに比べて半分以下の火力としか感じられなくなる。より敵に近づけばダメージが増えるが、それではホーミングとしては本末転倒という気が。正面避け系のスペルカードの場合、避ける時間の激増によりミス率が増えるのも問題となる。
ボムが弱いのも問題。夢想封印・散は火力・弾消し性とも封魔陣に劣り、夢想封印・集はホーミングで見た目が派手な割にはダメージが少ない。ダメージソースというより、緊急回避にしかならないような気がしないでもない。紅魔郷よりはサブウェポン、ボムとも強化されているはずだが、まだまだ火力不足な感が…。
また、まれにホーミングがプレイヤーの目的とは異なる方向に飛ぶことがある。こうなると最弱クラスのメインショットだけで注目する敵を倒す必要に迫られる。
最後に、これをデメリットというのは些か酷だが、遠くの敵をあまりに倒せすぎてしまうがためにアイテム回収などが追いつかないことがある。特にフルパワーになっていない1面と、敵の攻撃が激しくなり上部回収が難しい高難度、またEx, Ph の毛玉カスリ名所について感じるところ。弾を常時打ちっ放しにしない、回収パターンを構築しておくなどで対処しよう。
ただしこれはスコア狙いの場合のみであり、通常は気にするところではないだろう。
\ | パラメータ | 画像 |
---|---|---|
通常弾-高速 | M30 S32 / 16° | |
通常弾-低速 | M18 S16 / 8° | |
とっつき易さ | ☆☆☆ | |
道中快適度 | ☆☆☆☆ | |
ボス戦快適度 | ☆☆☆ | |
ボム使い勝手 | ☆☆☆ | |
桜点調整 | ☆☆☆☆ |
全6機体中、おそらくは最もバランスの取れた機体。高速ショット・低速ショット・高速ボム・低速ボムともに幅広い性能を示し、これらの使い分けがクリアの鍵となる。
高速ショットは、通常弾の射角が±16°とわりに広く、下側で適当に左右に動くだけで雑魚を一掃できる。また真上方向におびただしい数のニードルを放ち、並みの耐久性の敵でもあっさりと倒せてしまう。弾の発射数だけで見るなら、全機体中No.1。そしてこのニードルは幅が広く、少々敵の真下から左右にずれていたとしても高い攻撃力を感じられる。特に、敵の真正面に張り付いての全弾命中時の破壊力は群を抜いている。
低速ショットは、サブウェポンが通常弾の2倍速で、ボスに対してはガイドを見ながら真下で撃っていればまず全弾命中する。こちらは雑魚戦で使うことはまれであろうし、ボス戦ではニードルと違い完全に真下にいないと破壊力が下がるという欠点はある。しかしゲーム中最強クラスの攻撃力を誇り、ボスの速攻撃破には重宝することだろう。
高速ボムの封魔陣は見た目よりは攻撃力が高く、弱い雑魚敵なら一掃できてしまう。更に全ての敵弾を消してくれるため、体制を完全に立て直せるのが嬉しい。低速ボムの二重結界は当てるのが難しいものの、ボスの通常攻撃を1発ちょっとで軽くすっ飛ばせる程度の高い破壊力がある。苦手攻撃と分かっているものに対しては、前もってボス正面に張り付いておき積極的に決め撃ちボムをぶつけていこう。
高速ショットと低速ショットの使い分けで、桜点の調整がわりに行いやすいこともメリット。
バランスが取れたの裏返しは、どれも標準的で強い特化能力がない。雑魚戦もボス戦も気が抜けず、中途半端に苦労する事になる。
攻撃力や移動速度から、ある程度敵の行動を覚え、対処のパターン化が要求される。何しろ左右逆サイドに敵が出たとき、そしてアイテム回収中に下から敵が出たとき、なすすべもなく厳しい避け/ボムの必要に迫られてしまう。
そしてボムは「これを撃ったらまず安心」という部類ではなくどちらも一長一短である事。緊急回避でうっかり逆のボムを使うと、あまり回避にならない。4面道中の一部のように硬い雑魚が固まっているときに封魔陣を使ってもあまり意味はなく、画面下側で二重結界を撃っても何の破壊力もなくむしろボム中の通常攻撃弱化の影響で余計ボムが切れたときに厳しい事態に追い込まれる。この後ボム連打という事態にすらなりかねない。
パターンさえ掴めばおそらくは最強クラスの機体。しかしパターンを掴まずアドリブプレイとなると、一転最弱クラスとなってしまう。
夢符は、スコアアタック向けとしては最も初心者向け機体と言っても良いかも知れない。
当たり判定・移動速度・喰らいボムから落ちにくいという事もスコア狙いに向いており、また桜点上昇度が魔符に次いで高いことがポイント。魔符の速度やダメージ調整の困難さと比べるととても扱いやすいと言えるのではないだろうか。
高速ボムは妖々夢の中で最も地味なボムの一つではある。がしかし、ボムによる桜点減少度が際だって少ないのがポイント。敵を倒すためでなく、避けパターンが崩れた際に弾を全消しする用途としては向いているだろう。低速ボムの威力は恋符に次ぎ、1面中ボスの早回しなどに向く。
ボム封印でもクリアできる程度の腕がありスコアアタックに挑戦してみようとするなら、まず夢符を使ってみることをお勧めする。(それにしても夢符が恋符の対極でショット重視という扱いだったのは、妖々夢では当てはまらない気もする...)
正面攻撃に特化したパワータイプの機体。斜め上方向への攻撃力が皆無に近く、雑魚戦では動き回って高速ショットを当て続ける必要がある。
アイテム回収性能に優れる。画面上部のアイテム回収発動線が低く、また高速移動の事もあって「すぐ回収しにいってすぐ戻る」ことが可能。上に上がらなくても、アイテム回収範囲が広くそれなりに回収できる。ただし、高速移動の欠点として敵や敵弾にうっかり衝突してしまうことがあるのには注意しよう。
ボムの威力に優れる。特に恋符は詐欺的と言うほかない。しかしボム数が少なくあまり打てないのが大きな欠点。ボム使用時の桜点減少度も大きいのが難。どちらかというとボムを使うのが勿体なく、ボムを抱えながら落ちる人に向いているかもしれない。そしておそらくは中級者~上級者仕様の機体だろう。
\ | パラメータ | 画像 |
---|---|---|
通常弾-高速 | M26 S14 / 4° | |
通常弾-低速 | M26 S06 / 4° | |
とっつき易さ | ☆☆ | |
道中快適度 | ☆☆ | |
ボス戦快適度 | ☆☆☆☆ | |
ボム使い勝手 | ☆☆☆ | |
桜点調整 | ☆☆☆☆ |
高速ショットと低速ショットが攻撃範囲・破壊力的にほとんど変わらない唯一の機体。どちらも正面のごく狭い範囲にのみ攻撃を行う。
高速ショット・低速ショットとも射角が狭く、敵の正面に張り付いても一番下から打ち込んでもあまり威力に差はない。ボス戦・雑魚戦とも、画面下部で安心して打ち込めるのが嬉しい。そして最下部から打ち込み時の攻撃力は、全機体中最高。面白いように桜点が上昇していく様を感じ取れるだろう。
ショット命中後の爆風に当たり判定があるのが、他の機体と一風異なる。この爆風は意外に攻撃力が高く、爆風が発生する程度なら多少位置が左右にずれていてもあまり問題はない。そして恋符のように近くの敵にダメージを与えられる。この爆風のために、1回のショット打ち込みに対する敵へのダメージ、桜点上昇度に変動が生まれるが、攻略ページ作成時でも無い限り気にすることではない。
ではどう使い分けるかというと… おそらくは「細かな避けを強いられる」「少しでも早く撃破したい」時のみ低速ミサイル、基本的に高速ミサイルで良いだろう。高速ミサイル時の桜点上昇度は目を見張るものがあり、これにより結界発動→霊撃準備ができ、ボム数の不足分を補える。同様にスコアも狙いやすい。桜点の調整を最も行いやすいキャラでもある。
ボス戦の多くでは弾幕を避けるセット数が最も少なくて済む。速攻型としては夢符同様、Practice でのスペルカード回収時に重宝するかもしれない。
雑魚戦の難易度は全機体中No.1。敵の真下から打ち込まないと倒せない上、横に高速移動しながら打ち込みで一掃しようとしても、重なっている敵の上側を倒せないという問題がある。夢符以上に敵の出現場所を覚え、高速移動と低速ミサイルにより即時撃破を繰り返さないとかなり厳しいことになる。
前方集中型が災いし、ボスの斜め下が避けやすいようなスペルカードに対しては致命的となる。少ない隙に打ち込むしかない… こちらもパターン構築が望まれる。ともかくパターンありきという感じ。
また、ボムは確かに強いとは言え、恋符に比べると弱さが気になるところ。これは比べる相手が悪いと言えばそれまでかもしれない。両ボムともに持続時間の長さと、速度があまり落ちないこと、一旦画面上のほとんどの弾をリセットできる事は嬉しい。
Normal 以下では速度・威力などからおそらく最強のスコア性能を誇る魔符。しかし魔符は妖々夢一の暴れ馬キャラであり、乗りこなさなければかなり厳しい戦いを強いられることとなる。
桜点の稼ぎペースについては最強であり、魔符でパターンを構築すると二度と他の符に移行できないほどの魅力がある。しかし一点だけ落とし穴がある。それはダメージ・桜点上昇の多くをミサイルの爆風が占めており、弾を撃ってからダメージが行き渡るまでのタイムラグが無視できないほど大きいことだ。そして爆風の位置・大きさが事実上ランダムであり、こまかなHP調整が行いにくい。つまり、大まかな桜点調整には強いものの、繊細な最終調整にはあまり向かないというわけだ。この点では同系統の夢符・時符に大きく劣る。
そしてNormal以下では事実上ボムが封印となってしまう。夢符とさして威力が変わらないというのに桜点消費量は約2倍。ボムを使うとその分の桜点を復活させるのが、特に4~5面では至難の業となる。桜点の減少はそのまま点アイテムのスコア量に関係し、こうなると1ボムで数千万点落ちることもある。残8クリアが可能ならば1ボム使うくらいなら落ちた方がマシという状況でもある。
その攻撃範囲の狭い通常ショットだけで稼ぐこととなる魔符。使うには高度な腕と余裕を持ったパターン構築が必要となってくるだろう。
\ | パラメータ | 画像 |
---|---|---|
通常弾-高速 | M30 S2 / 10° | |
通常弾-低速 | M18 S1 / 5° | |
とっつき易さ | ☆☆☆ | |
道中快適度 | ☆☆ | |
ボス戦快適度 | ☆☆ | |
ボム使い勝手 | ☆☆☆☆☆ | |
桜点調整 | ☆☆ |
サブウェポンとして唯一貫通式のレーザーを持つ。一瞬にして画面上部までレーザーを放ち、もしサブウェポンの速度を考察するならば夢符低速ショットを超えてNo.1だろう。他のショットと異なりサブウェポンの出力周期がメインウェポンの出力周期と一致しない(3倍くらい?)。そしてサブウェポンの攻撃力が敵との距離に負の相関を持たず一定値なのが、他の武器と大きく異なる。
軟らかい雑魚ならば、画面を左右に駆け抜けながら高速レーザーを打ち込むだけで、裏側の敵まで一掃できてしまう。高速ショットでは通常弾の射角が10°とわりに広く、雑魚一層に更に貢献する。Pが少ない時はすぐレーザーが消えてしまうが、一瞬低速レーザーを撃つとすぐに再び高速レーザーを発射できるようになるテクニックを使えると便利。
低速レーザーは密かに魔符と同等程度の攻撃力を持つ。そのためボスの速攻破壊ができ、うまくいくと避け時間が少なくて済む。
レーザーは残像も攻撃力がある。高速・低速を繰り返しながらショットを打ち続けると、一時的に3本のレーザーが同時に発射される状態になる。この時の攻撃力は全機体中真の最高性能となる。…が、この状態は一瞬しか持たないためネタとしてしか使えないかもしれない。一応低速-高速を連射装置で切り替えることでこの最強状態を維持できるようだが、その難度から決してお勧めできるものではないだろう。
レーザーは自機のx方向そのままの位置に発射されるため、弾道予測のガイドとしても役立つ。
そして最大の特色は、詐欺的とも思える破壊力のボム。紅魔郷のマスタースパークに魅せられて恋符使いになった者も多数だろう。今回もその破壊力は健在。そして高速ボムとして、これまた個性的なノンディレクショナルレーザーがある。回転の周辺部の攻撃力は並みレベルなものの、敵に張り付いて打ち込んだ場合、その破壊力はあの二重結界の倍以上。余裕でボスの一つの攻撃をすっ飛ばせてしまう。ボム発動中は移動速度が下がり、通常攻撃を併用できないというちょっとしたデメリットはあるものの、それを補って2倍くらいおつりが来る程度の威力と言って良いだろう。
惜しむらくは、妖々夢の面構成が全体的にレーザーのポテンシャルを活かせるようになっていない事。硬い敵が縦に並んでいるようなものがレーザーの真骨頂なのだろうが、そのようなシーンはない… 魔符の表面破壊力でも十分事足りてしまう。高速移動レーザーは攻撃力がかなり低く、軟らかい雑魚でも倒せない事があるのも問題。かといって低速レーザーでは破壊力が十分なものの、移動速度的に殲滅効果は薄い。
低速レーザーの破壊力は確かに高い。しかしそれを活かすには、高度な位置あわせ能力が必要となる。例えばボス戦に関しては、パワー系では時符、魔符、夢符と移る毎に左右の位置あわせ精度を上げる必要がある。そして低速レーザーはそれにも増してもっともシビアな位置あわせが要求される。このレーザーがちょっと外れているだけで、攻撃力が霊符と同等以下というどうしようもない事態に陥る。弾避けをしつつ、打ち込みのためにボスの正面からほとんど動けない。このあたりがレーザーの強さに気付きにくい要因となっている。
そしてボムの破壊力が、6面以降では逆に徒となってしまう。というのは、ボスにボムがほとんど有効でないこと、通常攻撃時にボムを使うと破壊力が高すぎてそのまま次のスペルカード攻撃に移行してしまい、敵弾を桜点として回収できなくなる。そのためスペルカード開幕時の結界発動が望めず、保険無しでの戦いを強いられることとなる。
雑魚戦でマスタースパークを使ったとき、上部に移動しきれなくせっかくの点アイテムを回収できない事があるのがなにげに痛い。ボム使用前にはある程度上部に移動しておこう。
あえて言うならじゃじゃ馬。持っているポテンシャルは最高クラスなのだろうが、それを使いこなすにはプレイヤー側に相当のスキルが要求される…。
あまりスコアアタックには向かない機体。そもそも恋符は「ボム重視」の異称があるにもかかわらず、スコアアタックで恋ボムを使うことは禁忌に近いからだ。なにしろ桜点が大きく減少する上、ボム使用中は動きが緩慢になるため点アイテムを上部でフルスコア回収する事すら困難である。
スコア狙いの肝となる桜点は高速レーザーでのみそれなりに増えるが、高速レーザーはダメージ効率が悪い分長く敵と勝負する必要が出てくる。夢・魔・時といった高速打ち込みでも強力なパワー系キャラと違い一気に桜点を稼げないのは避けが苦手な人には厳しいだろう。
しかし魔理沙のアイテム上部回収が容易であるメリットはあり、魔符と異なり桜点調整で暴走することもない。レーザーは撃った直後に敵にダメージが届くため、タイムアウト寸前で倒す事も行いやすいだろう。一線を越えた腕があれば、そこまでデメリットを感じることもないはずだ、たぶん。
ボムの使用回数が一番多く、どれもそこそこ使える。そして通常攻撃が攻撃範囲・威力ともにけっこう高く、道中・ボス戦ともに安定した力を発揮する。
カスリ範囲が広く、ミス時等の桜点減少度が少ない。これはスコアを狙う人には重要な性質である。しかしスコアを狙わない人にはこのようなものはメリットでもなんでもない。
低速移動速度が速い。魔理沙よりほんの少し速い程度とは言え、高い難易度で正確な避けを期待される場所ではこの位置あわせの困難さが大きく影響する。霊夢のように低速で十字ボタンを押しっぱなしにして避けるのではなく、十字ボタンを連射しながら細かく避けることも必要になってくる。避けの難易度が上がった分ボムが多くなったのだと割り切って、特に残りが多いうちは気合い避けよりどんどんボムを発動させていこう。
他の機体に比べ、通常攻撃の癖がとても強い。一度咲夜のどちらかのパターンに慣れてしまうと、応用が利かずに他の機体が使えなくなるかもしれない。そもそも使う必要がないと言えばそれまでだが。
\ | パラメータ | 画像 |
---|---|---|
通常弾-高速 | M24 S36 / 40° | |
通常弾-低速 | M18 S32 / 5°(+ 22.5°) | |
とっつき易さ | ☆☆☆☆ | |
道中快適度 | ☆☆☆ | |
ボス戦快適度 | ☆☆☆☆☆ | |
ボム使い勝手 | ☆☆☆☆ | |
桜点調整 | ☆ |
射角±40°というあまりに広い高速攻撃での雑魚一掃、射角±22.5°まで敵をロックし全弾命中させる低速攻撃、ボム破壊力のいずれも優れている。
高速ショットは範囲が広すぎるが故、画面下部に控えていると端の方の弾があまり当たらない。ちょっと上に上がっておくと良いかもしれない。そして一発一発の攻撃力はさして高くない。それでもほとんどの雑魚は一掃できてしまうのだが。
寧ろウリは低速ショット。通常攻撃の全弾をロックした敵に命中させられる。正面から撃っても真下から撃っても斜めから撃ってもほとんど攻撃力は変わらず、画面下部で適当に敵弾を避けているだけでいつの間にか敵を倒している。通常弾まで命中するため、霊符のホーミング弾だけに比べると数倍の速度で撃破できてしまう。一部ボス戦が信じられないほど簡単になり、「もはや別ゲー」とまで言われる始末。
高速ボム「インディスクリミネイト」は、弾の全消しがしたい時に。低速ボム「殺人ドール」はサーチした敵に大きなダメージを与える。それぞれ霊符の「夢想封印・散」「夢想封印・集」の上位互換と言っても問題ないだろう。ボム数が増えて破壊力も増していて、更に通常攻撃の事を鑑みると、霊符の立場は…。
パターン化という言葉をほとんど必要としないで進められること、これが幻符の最大のメリットであり、初心者向けの所以だろう。クリアだけなら問答無用で最も簡単で使いやすいクラスに属し、実際東方資料室にて行われていた第二回人気投票では、アンケート参加者の40%がメインで使用率していたようだ。
1~6面を「クリアするだけ」ならば、デメリットはほぼ無いのではないだろうかとも思いたくなる。些細なことだけを列挙してみる。
低速ショットは、サーチ後その場所に到達するまでに時間がかかる。そのため、敵が高速に動いている時には全弾避けられてしまう。こちらが敵の自機狙い弾を少しずつ動いて避けているのと同じ状態が起こるわけだ。弾をばらまく雑魚にこのような行動を取られると厄介。例えば4面道中で、細かい避けをしたいのに高速ショットを撃つ必要に迫られてしまう。まぁ咲夜の場合は低速移動時も十分高速なので、あまり差はないのだが。
霊符に劣る数少ない点として、アイテム回収時に下側に補助が無いことがある。下から敵が出てくると対処できなくボム発動という事もある。ただ、霊符以外では全て抱えている問題点のため、欠点なのかどうかは微妙なところ。
クリア時の最大の問題点は、全弾当てた時の攻撃力が全機体中最低である事。敵の真下が一番避けやすいスペルカード、また敵の正面に張り付いての速攻が効く箇所に置いては、避け時間が最大となり苦戦を強いられる。「別ゲー」に相応しく、スペルカードの難易度が他の機体と全く異なるわけだ。特に他符をメインとして使っている人が幻符を使うと、その攻撃力から最弱と感じることもままあるだろう。
しかし、幻符はそもそも他のキャラと同じように真下で打ち込むものではないと割り振り、弾密度が低くその速い低速移動でも避けられる程度の場所で適当に避け続ける、そして危険になったらボムを撃つ、これを繰り返していると「いつの間にか倒せている」といった攻略を行っていく限りは全体的には圧倒的に楽である。一部がどうしても難しいのは誤差の範囲と言えるだろうか。
パターン化の必要がないことがメリットであり、それを裏返すとパターン化が難しいことがデメリットであるかもしれない。
最悪なまでに向いてない。幻符は高速ショットを少数の敵に大量に当てることが困難であり、特にボス戦では低速ショットをメインに使うこととなる。すると桜点が他の機体と違ってさっぱり稼げなくなり、結界発動回数が少なくなってしまう。
幻でスコアを狙おうとする方はほとんど勇者と言っても良いかと。
\ | パラメータ | 画像 |
---|---|---|
通常弾-高速 | M24 S36 / 20°(+ 11.25°×3) | |
通常弾-低速 | M18 S32 / 10°(+ 11.25°×3) | |
とっつき易さ | ☆ | |
道中快適度 | ☆☆☆☆ | |
ボス戦快適度 | ☆☆☆☆ | |
ボム使い勝手 | ☆☆ | |
桜点調整 | ☆☆☆☆☆ |
とっつきが悪く、使い手がスコアラーなど中~上級者に多い気がする …こんな事をメリットに書くのもどうかと思うが。しかし使いこなせばあらゆる意味で最強の機体だと思われる。
ショットが射角可変式なのが特徴。11.25°×n (-3≦n≦3) の7段階を取りうる。幻符のほぼ無限段階には劣るが、これで十分だろう。
高速ショットは実質上の3wayで、ダメージ当たりの桜点上昇度は全機体中最高。画面上部で首を振りながら弾をばらまいているだけで雑魚の多くがなすすべもなく消えていく。特に3面ボス戦前のメイド雑魚乱舞地帯で真価を発揮することだろう。ちょっと硬い雑魚でも、うまく角度を調整すれば低速ショットを使う必要すらほとんどない。
正面への攻撃力が高く、ボス戦での桜点稼ぎは夢・魔符とよく似た性質を示す。特にボスが弾を撃つ前に正面に張り付いての高速ショットは、それだけで桜点を10000程度稼げることすらある。カスリ判定が広いため、結界発動中に他の機体に比べより桜点MAXを上昇させられるのも嬉しい。
低速ショットは、サブウェポンを高速ショットの射角のままロックし、メインウェポンを真上に発射する。これは癖が強くなかなか使いこなせないが、無理をせずに高速ショットをちょっと撃ちサブウェポン発射角を真上に戻してから低速移動をし続け、真上にロックし続けるようにすると、パワー系の魔符と似た性質で攻め続けられる。弾の範囲が広く位置調整が楽で、なおかつ攻撃力は夢符にほぼ匹敵する程度と十分。ボスを速攻で撃破できる。
低速攻撃の高度な使い方としては、最大まで横に弾を傾けてからロックして2wayとし画面左上と右上から出る雑魚を同時に最大火力の半分ずつで破壊する、ボスの攻撃を斜めで避けながらサブウェポンをロックし攻撃し続けるなどがある。慣れるとパワー系・誘導系の双方を兼ね備えたキャラと成りうるのだ。
そして輪を掛けて洒落になっていないのが、時を止めるボムの存在。長時間無敵になり、移動速度が高速化し、敵弾を止める。ボム発動中はショットの破壊力が半減程度になるものの、この間に敵を倒して上部でアイテム回収、そして元の位置に戻る で、かなりスコアを稼げる。弾を止めている間にかすると1回2000点になるが、カスリ数としては増えないためこのスコア上昇は誤差の範囲程度。
ボム発動終了後は、全ての敵弾がスコアアイテムとなる。普通ボムで弾を消すと桜点5点分にしかならない上ボム中に桜点がどんどん減るためありがたみを感じないが、時符では最後に回収されるときに通常のスコアアイテム扱い(20点以上? 要調査委)という高得点になる。「プライベートスクウェア」ではボム発動中に更に敵が弾を撃ち、桜点上昇度が上がるおまけ付き。ボムを2回発動させればもれなく結界が発動できることすらあるのだ。こうなると、ボムを使った方がスコアが稼げるという、他の機体では非常識なことにもなってしまう。
勿論、霊符の封魔陣と同様に画面全体の弾を消せる。ちなみにどちらのボムも攻撃力は雀の涙クラス。クリア重視としてならば、プライベートスクウェア発動中は敵にぶつかりに行き10点で弾消しをする位なら、ずっとボム発動位置周辺に止まっておき一気に桜点を稼いだ方が良いと思われる。
スコア狙いとしては万能の性能を示し、クリア狙いとしても最低クラスの難易度となるだろう。幻符と共に、あまりに飛び抜けて強すぎる気がしないでもない。
とにもかくにも癖が強い… 使えるようになるまでにかなりの慣れが必要。
少ない弾数で大きく動き回らされる攻撃がわりに天敵。ボムを使っても桜点が稼げず、ボム自体の攻撃力が皆無に近く、さらに自機が動いている間はダメージ効率が悪い。4面メルラン開幕などがかなり辛いような。
雑魚戦では、ボム発動中に攻撃力が大きく下がり、ボムを使うことによって余計に敵を倒せる数が減るというのが微妙。他の機体ではボム=一時的な攻撃力上昇なので… 低速ボム中は桜点の事が気になって動き回りにくいかもしれないことも難点。高速ボム中に全機撃破を試みる事が意外に有効。
夢符ほどではないがそれなりのパターン化が必要となる。左右への高速移動中は真上への攻撃力が無くなる事が、他の機体からすると大きな違和感を感じるところだろう。自機の位置だけでなく移動方向などもそれなりにパターンに組み込んでおきたい。
ボムの桜点調整力は群を抜いており、これだけでも最強のスコア性能を持つと言える。ただ Normal以下では桜点減少量が激しくあまり多用できなく、ここに限り魔符に光明が見える程度だろうか。特にLunaticではボムを撃った方がスコアが上がる箇所も多い、他の符で頑張って避けているのにこれっていったいと言いたくなるほど...
恐らくスコアを狙う場合は、特に道中では低速ボムよりも高速ボムで時間いっぱいまで徹底的にかすっていく方が良いだろう。ボム発動中の攻撃力減少の影響はあまりばかにならない事などによる。
問題は慣れ。低速の位置調整力や通常ショットの撃ち込み等に関してかなり熟練を要するだろう。