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_ [文字入力] AZIKちからつきました
QWERTY配列をもとに最適化した、[AZIK] という文字入力方法。2週間ほど触ってみて... 力尽きました(汗)。
メリット
二重母音や「母音+ん」が、1打鍵で行えてしまうこと。「くん」と書く時、普通なら "kunn" とする所を、"u" の一つ下の "j" を押す "kj" で済んでしまいます。他の母音+んも同じルール。二重母音も同様に近い位置のキーを押せば良いです。これは一度慣れると手放せない^; 二重母音ってこんなにパターンが少なかったんだ、と。母音の位置を元にして、1つ離れた場所に便利キーがある、というので記憶量が少なめ。慣れれば慣れるほど入力が高速化されるな、という印象です。
地味に「っ」が ";" で、「ー」が ":" で入力できるのが便利。長音なんて頻繁に出てくるのに、どうして0の隣なんて変な場所にっていつも思っていました。そして頻繁にミスタイプ(駄)。小指をほんの少し動かすだけで取れるこの配置は嬉しいです。また、「ん」を "Q" 一文字で入れられるのもマル。Q なんて普段使いませんし、デメリットの欠片も。
ちなみに「;」自体を入力したい時は、[;] → [Ctrl]+[P] しています。「:」も同様。滅多にこの全角記号を使わないならこれでも。逆に見出し文字などで「:」をよく使うなら、「ー」を割り当てないのも一つの方法だと思います。
他にも "xa" が「しゃ」だったり、"ca" が「ちゃ」だったりと、やはり短くなっています。 ...小文字はlでなくx派な人にはちょっと辛かった(汗)。
デメリット
同じQWERTY配列とは言っても、今までの入力方法だとミスがたくさん(/-;
一番痛いのが、「ん」を "nn" と基本2回押さないといけなくなったこと。いやまぁ "q" や 母音+n があれば良いとは言っても、なかなか慣れず(汗)。
次に、ヘボン式の特殊な入力が別のキーで上書きされていたりサポートされていなかったりすること。デュ を "dhu" と打っていた人に、マイナーだから "delyu" にして下さいと言われると(汗)。
最後に、ルール化されていると思っていたら、微妙に噛み合わないところがあること。"tgi" が「てぃ」、"i" の下の "k" は "inn" を指すはずなのに、"tgk" は公式な表には含まれていな... あれ? [AZIKを体験してみましょう] なページでは使えるなぁ(-・; ATOKに入れられるルール数に制限があるのが問題なのかも。ともかく思った入力が外れてやり直しを繰り返していると、元の方が速かったという事がしばしば。そして力尽きました(汗)。
分かったこと
AZIK配列の良さというよりも、「最初のローマ字配置は絶対ではない」というのが分かったことがとても大きかったと思います。例えば普通ローマ字のカスタマイズを行うとしたら以下のあたり。「ウォ」を MS-IMS では "who" で入れられるのに ATOK の MS-IME 互換ローマ字以外ではダメで、自分で追加するとか。そんな程度の小さなものに有効なのかなと思っていたら、このAZIKのように、カスタマイズの上限に届くまで激しく変更するというのが有りなのかと^;
早速 "q", ";", ":" の3つだけ変更してみました。ちょっと快適に。
_ [文字入力] DvorakJPはじめました
AZIKが苦手だったのは、折角の最適化も母音の位置がばらばらで無理があるんじゃないかという考えに。そうすると [Dvorak] なのかなぁと。6年前くらいに挫折した記憶があるのですがが(汗)。他にも親指シフトなど癖のある方法はあるみたいですけれども、比較的一般的な方で(?)。
Dvorak配列というのは、左手中段に母音が固まっている、上図のような配列。右手と左手の打鍵数のバランスがよく、打ちやすいと言われています。ただ日本語だと、母音過多な関係で左手の負担が大きいのが難点と聞いたことがあります。「上顧客」 "joukokyaku" を全て左手で叩くのはわりとひどい(汗)。 ...Wikipediaの「航空業界」な例はもっとひどかった(-・;
それに対しての最適化の有名所として、AZIK と同じような拡張を行った [ACT] と、それに比べると小さな拡張の [DvorakJP] があります。どちらも二重母音や母音+nの考え方は同じで、左手にそれらが固まっている分とてもシンプルです。
このどちらかに挑戦で... AZIKで力尽きた関係で、今度はシンプルな DvorakJP を試してみます。
[窓使いの憂鬱をVistaで使う / kazu2さん] のエントリをもとに、以下のファイルを適用でできました。ついでに SandS on で。
include "109.mayu" # 109 キーボード設定 include "contrib/DVORAKon109.mayu" keymap Global key *IL-*IC- = #これ以降IMEのon/off、変換中か否かにかかわらず適用する #■SandS #(Space and Shift )というのはSpaceキーにShift機能を持たせ、なおかつSpaceの機能も残すもの # http://hp.vector.co.jp/authors/VA002116/sands/ #窓使いの憂鬱には「ワンショットモディファイヤ」があるので簡単に実現できます。 mod shift += !!Space #これであっけなく実現 key R-*Space = &Ignore #■Ctrlキー関係のショートカットは変更しない def subst *s-c-a = *s-c-a def subst *s-c-b = *s-c-b def subst *s-c-c = *s-c-c def subst *s-c-d = *s-c-d def subst *s-c-e = *s-c-e def subst *s-c-f = *s-c-f def subst *s-c-g = *s-c-g def subst *s-c-h = *s-c-h def subst *s-c-i = *s-c-i def subst *s-c-j = *s-c-j def subst *s-c-k = *s-c-k def subst *s-c-l = *s-c-l def subst *s-c-m = *s-c-m def subst *s-c-n = *s-c-n def subst *s-c-o = *s-c-o def subst *s-c-p = *s-c-p def subst *s-c-q = *s-c-q def subst *s-c-r = *s-c-r def subst *s-c-s = *s-c-s def subst *s-c-t = *s-c-t def subst *s-c-u = *s-c-u def subst *s-c-v = *s-c-v def subst *s-c-w = *s-c-w def subst *s-c-x = *s-c-x def subst *s-c-y = *s-c-y def subst *s-c-z = *s-c-z
ATOK2008にATOK16の本家配布スタイルファイルを適用させるには、ヘッダ行をごにょごにょして無理矢理読み込ませてみました。きっとサポート外。でも動いたからいいや(汗)。
(2008/10/27 追記:スタイルコンバート機能があるそうで。そりゃバージョンアップのたびに作り直しなわけはなく。いやはや:汗)
Ctrl+アルファベットだけでも元の配置に変えてみたり。もっとうまい書き方があるかもしれません。
暫くは先ほど作った配列表を見ながら1文字数秒ペースでまったり入力していくと思います。そんなわけでつぶやきや日記更新頻度も下がるかと思います... きっとまた力尽きる2週間後ごろまで(汗)。今度は無事乗り切れるかしら、と...
あ、でもゲームをする時はQWERTYに戻ります(-・; 3キー以下のSTGはキーボードの方がパッドより簡単、きっと。そして ZXC のキー配列が遠く離れるとさっぱりゲームになりません。