07/02
_ [ビジネス書] 図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める
ゲームと一緒に、1年分くらい溜めていた本の紹介... もとい、それに関して思ったことを書いてみる。今回はフォトリーディング本。
本の紹介
図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める
フォレスト出版
¥ 1,050
- ボリューム: 大型本 95ページ
- 読んだ時間: 20分
- 感想の時間: 40分
速読法の一つとして流行っているらしい [フォトリーディング]。ビジネス書でベストセラーを重ねる [勝間和代さん] が勧めていることもあって、更に知名度upな雰囲気。そういえば同じく勧めていた親指シフトなキーボードを搭載したPCが [FMV-S8360/S FMVNS7B4S] として復活したのは正直ネタだと思ってしまったり(-・; それはさておき。
フォトリーディングとは、1冊の本を一文字一文字全て追っていくのではなくて、自分の知りたいところを事前に意識して、要点を絞って読む方法のようです。そのためにリラックスをしたり、みかんを頭の後ろに置いている姿をイメージしたり。頭の中に徹底的に必要そうな情報を詰め込んで、それを再構築するのは最後に [マインドマップ] で振り返るというように後回しとも。
もしかすると、何回か読み終えた本であとから内容を確認する時にはぱらぱらめくるのを、最初の1回目からやっているというだけなのかも。何度か目にぱらぱらとするだけで探せるのは、どこに何が書かれていたかというだいたいの目次が頭の中に入っているから。本を読むための目的を明確にして事前に目次を作っていれば、1周目から高速に読めると言うことかしら? それと、普通に読む時に前を読み返すのは、前の内容を忘れていることもありますが、雑念が頭をよぎってめくっているつもりが読んでいなくて慌てて戻ってみるとかも。完全に集中状態になっていればそういう手戻りが無くて良いのかも。
さて、私の場合そんなに本を読む速度が速くないです。だいたい1冊当たり漫画で15分、マリみてで1時間、ビジネス新書で2時間、プログラミング本は頭が疲れて数日(-・; この本に書かれているとおり1冊5分くらいで読めるようになったら確かに全然違うんじゃないかと。10倍の本を読めたら確かにこの前書きにあるとおり、違う世界が見えそうです。本当にできるなら。
この本は「これができると嬉しい」というのと、「できる人はこうやっている」という結果であって、この本だけでフォトリーディングが身につく方がいるとすれば... 化け物ですきっと(-・; 論理思考と同じで、一時期の能力低下(本の読み方が変わって疲れたり面白くなくなくなったり -・;)というのを乗り越えて、無事身についた時に凄いパフォーマンスを発揮できるようになる方法なのではないかと。そのためには成功率が決して高くはない10万円ちょっとの講習も、リスクとリターンを考えると効果があるのかも。というのでまた少し惹かれました。これよりも重量級っぽい、本を読む本を読んでみてそれでも良さそうならと思います。
速読全般について思うこと
ここまでが本の感想で、その他速読全般について。
人の情報を理解する速度って、かなり使っている言葉やその音に引きずられてしまっていると思います。例えば寝る前に羊の数を頭の中で数える時に、音として頭の中で読み上げていると、「いち に さん し」というのをどれだけ加速しても限界があると。ビデオを2倍速で再生して会話を聴き取れる人はいても、5倍になるときっと殆どいない... きっと。そうすると、桁を上げるためには音を諦めて画像としてとらえるしかないのかなと。10匹の羊の絵を数えるのには時間がかかっても、見るだけなら一瞬というように。
言葉に引きずられるというのは他でも同じで、日本語から英語に翻訳していると日本人的な会話になったりとか、Rubyで書いているときとBasicで書いている時ではコードの種類が違ったりとか。英語音痴なのに言ってみる(-・;
私にできる気はしないのですけれども、フォトリーディングも他の速読法も、理論上可能なんだろうなぁというのは思います。
おまけ
本を読む時間より感想書きの方が長いというオチ(-・; こういう感想エントリを頻繁に書く方はどうなっているのかしらと。
フォトリーディングで良く分からないのは、小説もこれで読めるのだろうかと。この図解本だけでこの世界を分かろうとしたのが無理がありました(-・;
そして、こう5分で1冊読めると言う本を書いている横で、10時間で終わるはずのないADVを進めているというのに自己ツッコミ気味に(-・;