06/27
_ [同人ゲーム] ひまわり感想とか #3
[サークル ぶらんくのーと CM73作品 『ひまわり』@とらのあな] にてひまわりのスタッフインタビュー予告編が載っています。[キャラ☆メル@一迅社] 誌でもちょこっとPUSHコーナーで取り上げられているとか。キャラ☆メルはどちらかというと東方地霊殿体験版CD-ROMが着いてくることで着目されているかも。
早く終わらせて次のエントリに進むんだ... ということで、いい加減1ヶ月前の感想を終わらせます(-・;
過去に流行った同人ADV構図と違っていること
過去に同人ADVから大きくなった作品としては、月姫とひぐらしがあります。ひまわりも実績のなかったはずのサークルさんがいきなり話題になったり、(本当の)ジャンル的には似ていたりという近いところはありながらも、この2作品といくつか構図が違うところが。
まず、手に入れる前として、挑戦的な文句がないこと。月姫が「私を殺した責任」だったり、ひぐらしの「正解率1%」「惨劇に挑め」のような印象的な煽り文句がない。「ロリっ娘宇宙人同棲ADV」では入手にちょっとした後ろめたさを感じる(-・; くらいで、まったりふわふわな感じに。実際にはギミックだったとしても、きっと気付きませんし(-・; 2作目以降ならサークル買いという手が通用しても(ひまわりそのものよりも次が期待されているかもしれない^; )、売れるためとしては何か弱め。体験版でヒロイン一人分まるまる収録していても、やっぱりひぐらし鬼隠し編のようなインパクトはなく。
次に、プレイ期間が短いこと。合計で20時間くらいと長い作品ではありますが、あくまで一本で完結する作品。月姫が歌月十夜やメルティでどんどん作品の広がりを増やしていったり、ひぐらしが初回リリースから4年かけて本編を完結させたり。それに比べると短いのかなと。
最後に、プレイ後に楽しめる事が少ないと。考察をしようにも、あまりにストーリーが綺麗に収束しているために、考える余地が殆どない(-・; 月姫読本を見た時に感じられたいくらでも次回作に繋がりそうな設定の細かさではなく、ひまわりはあくまでその作品を紡ぐために必要十分な設定で作られているという感じがします。そのため、読後感がすっきりする半面、物足りなさも少し。いくつか番外編として作れるような過去エピソードがありそうでも、その見込みはサークルの雑記を読む限りかなり低そうです。そして感想を書くにも本筋に対してネタバレすると終了してしまって、うーんと。楽しむとすると、一人だけ別格な扱いをされているヒロインの話題で盛り上がることくらいかしらんと。
という感じで、「大作同人ADV」としての他の事例とは切り離さないと、という。
それでも紹介してみる
構図は違ったとしても、ひまわりのような中規模な(?)作品についても、やっぱり好きになる人は紹介したくなるわけでして。 [ぶらんくのーと「ひまわり」感想リンク集@或るシンフォニック=レイン好きの住処] を見ていると、えーと... 100サイトは超えますか(-・; なんかうちも入っているぽく。
Twitterで一時期ひまわりという発言の9割がこの同人ゲームを指しているという事も。うちもよく発言を(-・;
まぁ、そんな感じで、ネタバレができなければとりあえず目に触れる機会を増やしてなんか話題になっているという事だけでも感じていただければ、みたいな。もしうちの日記から興味を持っていただいた方がいらっしゃれば幸いです。
_ [ひとりごと] 作品に求めているもの
この日記は東方だったり動的同人ゲーのプレイ状況を書き並べつつ、以前はRPGが主だったり、たまにライトノベルやそうでない小説を読んで感想を書いてみたり、ADVに手を出してみたり、いろいろばらばらに扱っています。
そして、その中でも紹介したくなるものと、一回読み終わったりクリアした所で止めてしまう作品の差があります。作品に対して求めているものがあるかどうかでかなり評価が変わります。
巧く言えないのですが私にとっては、その作品を取り巻く世界観が綺麗かどうか、それによるのかなと思っています。
例えばSTGとしての東方は、絵だけだとか音楽だけだとか弾幕だけとかでそれぞれの部品を切り出しても、東方としての魅力は伝わらない。このキャラクターがこんな会話を繰り広げて、丁度盛り上がるところで音楽の調子が変わって、そんな所を全部ひっくるめて40分くらいのプレイ中にずっと違和感なくその世界内に没頭できる所が良いなと思います。そして作中に突然皮肉の欠片もないキャラや男キャラが出ると、きっと東方っぽくないと感じてびっくりしてしまうでしょうと。リグルは男の子説もありますけれど気にしない(-・;
ノベルゲーもそうで、絵だけが良いからとか、文章だけが良いからだとそうならない。きっと全体が綺麗に繋がりあって、印象に残る作品になっているという。ひまわりも全体が好きで、第二部が好きだとかひぐらしっぽい部活が活き活きしているとか細かい所をあまり気にしてもしょうがない。
...えっと、言い換えるとこれは楽しさの要因を切り分けたりだとか、分かりやすく紹介したいとかいったあたりを見事に放棄しています。感想日記としてどうかと思いつつも(駄)。こういう感性で楽しむ作品をうまく紹介する方法、未だに良く分かっていません(汗汗)。