初級編はたぶん東方紅魔郷・妖々夢の easy~normal 対処程度の内容です。
クリアできるよう快適にプレイするためには、相性の良いパッドを使う、ディスプレイはCRTまたは応答速度の速い液晶を使う、処理落ちの少ない環境を使うなどなどハード面でも色々とあります。ここではプレイヤーの心構え面について。
たぶん、弾幕系STGに慣れていない方は、弾が来ると怖くて大きく避けることが多いと思います。けれど東方に関しては、「極力動かない」ことが安全策だったりします。
詳しくは [レザマリ的東方妖々夢攻略] や [たまいぬ弁当] あたりを見て頂くことにして、少しだけ。
ほとんどの弾は発射後直線上に動きます。この軌道を分類すると、次のようになります。
名前 | 弾の挙動 | 避け方 |
---|---|---|
パターン系/奇数弾 | 自機の中心に向かって飛んでくる | ほんの少しだけ横に移動する |
パターン系/偶数弾 | 自機を挟み込むように2方向同じ角度に飛んでくる | あまり動かない/全く動かない |
パターン系/固定弾 | 自機の位置に関係なく決められた弾幕を放つ | パターンに沿って避ける |
ランダム/ばらまき弾 | ランダムに降ってくる、多くの場合弾数は少なめ | 気合い避け |
(妖々夢では、これらに分類されないレーザー系・ごく一部カーブを描く例外があります。これらはここでは例外として...)
その中で重要なのがこの2つ。妖々夢Extraの開幕攻撃より2つの画像を。
\ | 奇数弾 (橙) | 偶数弾 (茶) |
---|---|---|
動かないとき | ||
避け方の例 | 少しずつ右に動く | 適当な場所で止まる |
自機に完全に向かってくる奇数弾は、ほんの少し敵と垂直な方向に動くだけで避けられます。この時大きく動いてもあまり良いことはありません、その後追いつめられてしまうことがあります。かするような気持ちで、低速移動を入れっぱなしというのが一番安全でしょう。または慣れてくると、当たりそうなときにチョンと少しだけ横移動、というのがもっと効果的です。
偶数弾は、よっぽど敵に近づいていない限り当たりません。一見弾に囲まれて怖そうな上表の右下図でも、1カスリすら無い鼻歌モードです。
ポイントは、「ほんの少しの移動」でよけいに危険になる攻撃はまず無いと言うこと。出現頻度の少ない固定弾・ばら巻き弾でまれにあるくらいでしょう。
本番では、この偶数弾と奇数弾の組み合わせ攻撃がよく現れます。
「弾は一度動き始めると軌道が固定される」ことを踏まえ、弾が一通り全部出てから少し動くというのが良いです。また例を。妖々夢2面中ボス通常攻撃と、妖々夢Ex中ボス通常攻撃を。
\ | 2面 (Lunatic) | Extra |
---|---|---|
攻撃 |
どちらも弾数が一見多いです。しかし肝心な弾は自機にまっすぐ向かっていてその他はただの飾りであり、ほんの少し横に良ければどの弾も当たりません。見た目にだまされて大きく動いてはいけません、余計避けるのが困難になります。右図では、既に咲夜は弾を避けきっています。
紅魔郷Normal5面中ボスのスペルカード「ミスディレクション」が、特に動いてはいけない事を示す好例でしょう。
\ | 小さく避ける | 大きく避ける |
---|---|---|
対戦 |
左側は落ち着いてあまり動かなかったとき。2種類の広い線の隙間を縫えば簡単に避けられそうです。
右図は逆にびびって大きく動いてしまったとき。紅いクナイ弾がほとんどランダムに撒かれてしまって、避け切れる目を持っている人はたぶんほとんどいません。
つまり、必要が無いときはあまり動かないようにしましょう。それが「不動の構え」。一般のSTGで重要かどうかは分かりませんが、東方妖々夢・紅魔郷ではたぶん最も重要なことの一つです。
東方の食らいボムシステム。当たった後0.2秒程度以内にボムボタンを押すと緊急回避できます。反応のいい人なら食らい音を聴いて押すこともできるかもしれません。
…しかし。この時間はあまりにシビアです。特に応答速度の遅い液晶でプレイしていたり、キーボードのように押し始めてから実際押されるまでに時間がかかるようなものでプレイしていると、更に短い反応時間が強いられます。
2ボム以上残して落ちるかもしれないなら、積極的にボムを使った方が良いでしょう。大きな弾の群れが迫ってきて、1秒後くらいには当たってしまうかもしれない、こんな時にはあっさりボムを使って、残りボム数が0になってはじめて気合い避けくらいの方が良いと思います。
スコアさえ狙わなければ、ボムを使うことにデメリットはありません。ボムを使わないことが誰しも良いことだと思うわけではありません… きっと。
たとえeasyでも、ボス戦・道中にて一部おかしな攻撃が飛んできます。また人によって攻撃の得手不得手があると思います。苦手な攻撃はボムで回避するよう、ボム数の残りを考えてパターンを組んでみると長生きできるようになります。
森羅結界発動時、「結界の残り時間が短い」「敵の弾が多い」時にはわざと霊撃を発動させると良いことがあります。全ての敵の弾を桜の花びらにかえ、次の結界発動が近くなります。残り時間が長い間は、弾に当たる時の保険として残しておいた方が良いでしょう。
これまたスコアさえ狙わなければ、霊撃を発動させるデメリットは特にありません。
たとえばこの弾幕を潰すと、桜点+が一気に25000だけ増えます。結界ボーナスの時に比べて倍の速度で次の結界(50000)が発動できるというわけです。
\ | 発動中 | 発動後 |
---|---|---|
霊撃 |
場所によっては、霊撃を使うと一気に桜点+が50000溜まり、直後に結界発動(=スコアと結界発動時間増加の効果)になる事もあります。
STG に慣れないうちは画面の上側に移動するのに躊躇し、アイテムをあまり回収できないでしょう。下側で避けている方が安全な気がします。
しかし。easy~lunatic ではだいたい点アイテムを200個取る毎に機数が1増えます。ちょっとくらいアイテムを取るのが困難でも、命が増えた方がきっと長生きできます。
慣れないうちは霊夢(霊)のホーミングを撃ちながらあがり、感覚を掴むと良いでしょう。