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hossy online - といぼっくす

ゲームの感想日記、たまにIT・プログラミングの話


07/18

_ [iPhone] iPhone 3G S 雑感 その1

[iPhone 3G S] 発売から3週間ほど。レビューやお勧めアプリ紹介をいろいろな所で見かけるようになっています。

私は Apple 製品は今まで Mac, iPod とも使っていなかったもので、初日に乗り換えて大丈夫かなぁと思ったものなのですが、今のところは大満足というところです。

最初に入っているアプリケーションのほか、Apple Store でダウンロードする事でさらに色々とできるようになります。とりあえず今回は追加分はパスして、誰でも使えるものをレビューということで。

全般

指で画面を引っ張るときの感覚だとか、スクロールしたときに少しだけ行き過ぎて引っかかったように戻る感覚だとか、少し触るとクリックで長押しすると追加メニューが出るという統一感だとか、なにかと触っていて気持ちいいです。ロックを解除する時のスライド感覚もマル。

iPhoneの向きを傾けると、それによって画面の向きも変わります。これでWEB巡回中に文字の読みやすさで方向を入れ替えたり、写真の向きを切り替えたりというのが直感的に行えます。

どこででも3G回線が使える端末としてとにかく便利。となるとわざわざ手間のかかる事をして無線LANに繋ぐ必要は無いのかなと思っていたのですが、実際設定してみるとアクセス速度が段違い。電池の減りも抑えられるようですし、これはお勧めです。うちのLANを意味もなく無線にしていて良かった(汗)。

地味に嬉しいのが、電池の残容量が細かく表示される機能。よくある携帯電話の表示だと1段階減った後に急にペースが上がっていって怖いのですけれども、これなら安心。でもだいたい1日使っていても容量は十分で安心です。

キーボード

iPhoneのキーボード。メールを書いたり、ブラウザで検索したりするときに色々と使います。普通の携帯電話と違って、画面を触ったときに指先の感覚での反応がないもので、うっかり隣を触ってしまう誤爆もあります。でも慣れると大丈夫... かな。きっと(汗)。今でもテンキーの"1"を5回入力するインターフェースには戻れません。

日本語入力の方法は主に2通りあります。

一つは、QWERTYな配列。画面下側にフルキーボードが現れます。記号類は別ページ。でも、よく使う長音「ー」については「L」の右隣においていて、打ちやすくなっています。

この配置で困るのが、縦置きの時にタッチパネルの横幅は5cm程度しかない事。そこに横10個のキーが並んでいると、1個あたり5mm程度の幅という。これはわりと誤入力する(汗)。特に電車やバスに乗っていると、少しの揺れで隣を触ってしまう(汗)。その対策として、iPhone OS 3.0から横向きのキーボードも使えるようになりました。1.5倍に広がるとかなり安心です。でも、その入力に対応していないアプリケーションも一部あるのが残念かも。

携帯っぽくて、少々揺れる場所でも安定して入力できるのが、もう一つのテンキー入力。これはQWERTY縦に比べるとボタンのサイズが横に2倍で、とても打ちやすいです。指先の感覚がないところで「1111」みたいな入力が少し辛い感じもしましたが、それを補ってあまりあるのがフリック入力。「あ」の位置を触って下側にはねるように動かすと、一回で「お」が出る。少し慣れが必要でも、これを使うと元の携帯入力には戻れない感じです。

それでも、これでメールを書きすぎていると腱鞘炎になるんじゃないかなとも(汗)。力を入れすぎないよう、注意注意。

コピー&ペーストはわりと使いやすいと思います。

たまにカーソルキーが使いたくなる人は少数派でしょうか(汗)。

ブラウザ(Safari)

フルブラウザでパソコン同様のページが表示でき、指先で触ると縮小表示だったり部分的に拡大したりできるのは良い感じです。ただ、横1024pxを前提としたサイトは小さくなって読みにくいです。mixi 3column(-・; 携帯専用ページのように個別に設定する必要がない分、逆にといった感じです。これはサイト側の対応を待ったり、または閲覧専用アプリが作られるのを待ったりというので。いくら上手に表示しても、広さはやっぱり 480*320px なもので。

フォームでの日付入力が、まるでスロットのようで気持ちいいです。文字入力についてはもう少しという感じも。全体的に文字が小さい分、一回りのサイズ違い指定が目立ってしまいます。

Flashには対応していません。おそらくはApple Storeとの競合のため。最初不便かなと思っていましたが慣れてくるとむしろ、視覚的効果を狙っての派手なFlashって本当に必要なのかな、なんて(-・;

マップ・コンパス

入手したときにはあまり期待していなくて、でも今では一番のキラーアプリケーションだと思っている、地図機能。Google Mapsがいつでも使えます。好きな場所を表示できたり、目的地に目印をつけるようなブラウザでもできる機能もいいのですが、それどころじゃない便利さというか。

凄い点その1。今いる場所が青い点で表示されること。これで現在地と目的地の両方を表示していると、道に迷う要素が本当にさっぱりなくなります。今まで行ったことのない所に向かう時に、地図の印刷をして、さてこの場所は通り過ぎたっけ? なんて思うこともありますけれど、そんなのから解放。道を探すロスタイムを考えると、これだけでも十分価値があると思います。

凄い点その2。どの方向を向いているかが分かること。地図でiPhoneの手前方向が扇形に光って表示されます。建物を出た直後や曲がりくねった道で方向感覚を失いそうになったときに、さてどちらに向かうんだっけ? と簡単に確認できます。それと、地下街やビルの中などで携帯の電波が届かないときも、コンパスとして向きが分かるのがマル。

二本指で拡大縮小、左下のアイコンで適宜現在地に移動、というインターフェースも良い感じです。

これを使って自転車で片道1時間ほどかかる所に遠出したりもしました。カーナビのシンプル版、といった所でしょうか。歩いたり自転車やバイクといった、大きな機器なしに知らない道を進みたいという方にはとてもお勧めです。自転車に iPhone を取り付ける道具が欲しくてしょうがない人です。

あ、頼りすぎての電池切れには注意しましょう(汗)。

メール

SMS/MMSと、電子メールの両方が使えます。この2つは別のアプリケーションで、見た目も長文の書きやすさもメールが届いたときの反応も違います。

メールは i.softbank.jp のように提供されたアカウントのほか、Gmail のような外部アカウントでも使えます。これは便利。

アドレス帳・カレンダー

OutlookやGoogleカレンダーなどと連携できます。他のサービスとつながっているというのが安心感。

iPod

iPhone = iPod Touch + 携帯 なもので、一応主要機能の一つ。

今まで iTunes は使っていませんでした。でも、この転送は簡単だわーとはまっています。音楽CDを入れて待つ、以上。そしてマイナーなはずの同人音楽でもかなりデータベースに登録されていて、曲名などが自動的に入ることにびっくり。今のところアルバムを標準設定のAACで6GB分ほど取り込んで、見つからなかったのが同人ゲーのサントラ2つくらいだったかと。確かにこれで十分だなぁと。

携帯音楽プレイヤーでは当然の機能なのかもしれませんけれども、イヤホンが抜けたときに曲の再生が止まることに安心感があります。PCで再生していると、うっかりイヤホンを引っ張って抜いてしまったときに、まわりに音が漏れてしまうのが怖くてですね(汗)。

困ったこと。最初、最小ボリュームの音の大きさにびっくりしました(-・; ここから細かく音量を調整したいのに、という。音を小さくして転送というのも考えたのですが、それは面倒ですし、細かくボリューム調整したくなるということで、そういうイヤホンを購入しました。AKG K315、4000円ほど。左手で曲ごとに細かく音量調整ができるのは便利だと思います。

(イヤホンの事を言うと、パッケージが価格のわりに豪華で、ケーブルが価格相応な印象? オープンタイプで外の音が聞こえるあたり、ながらで音楽を聴くのに良い感じです)

電話

iPhone = iPod Touch + 携帯 なもので、一応主要機能の一つ。

意外と普通に使えてびっくりしました。サブ携帯って別に必要ないような。他の作業中に電話がかかってくるとちょっとびっくりするかもですが、かける方メインなら大丈夫です。

それにしても、電話はメイン機能と言うより、電話「も」できるという携帯端末の一アプリケーションとしての扱い、というように感じました。

まとめ

iPhone 3G で後一歩と言われていた点が改善されて、新しい物好きにはかなり良い端末になったんじゃないかなと思いました。メインの携帯はそのまま残して、サブ携帯としての使い方でも良いですし、えいやっと乗り換えてもと。

これに毎日はまっていて、ドラクエ9がさっぱり進みません(汗)。

次にお気に入りアプリケーションの話に続く、かも。